4月18日に全国学力・学習状況調査が行われました。

この学力テストにより、全国で順位競争が激しくなっていることに対し、文科省は「調査により測定できるのは学力の特定の一部分である」「序列化や過度な競争が生じないように」と注意を促しています。しかし県教委は、学力テストの順位が下位に低迷していることを理由に、中学校の県独自のテストの回数を増やしたり、「過去問」や「類似問題」に取り組むことを学校に強く求め、順位を上げることに執着しています。

子どもたちに類似問題をさせ、復習を繰り返せば順位は上がるかもしれませんが、それは「学力が向上した」と言えるのでしょうか。おもしろくない学習に子どもたちは学ぶ意欲を失い、それが「教育」だとされれば、教員は授業づくりへの意欲を失います。こうした県教委の施策は、子どもからも教員からも学ぶことの楽しさを奪い、逆に学力低下を招くものではないでしょうか。

和教組では、この問題について考えるため、学校での子どもの様子や教職員としてのご意見を募集します。県教委への申入れなど、今後の活動に活かしたいと思いますので、ご協力をお願いします。

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